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台湾の対中貿易、5月は年初来初のプラス


ニュース その他分野 作成日:2014年6月9日_記事番号:T00050805

台湾の対中貿易、5月は年初来初のプラス

 中国税関総署が8日発表した5月の貿易統計によると、台湾の対中貿易規模は前年比6.75%増の173億2,600万米ドルで、年初来初めてプラスに転じた。内訳は輸出が4.28%増の128億7,800万米ドル、輸入が14.64%増の44億4,800万米ドルだった。9日付工商時報が伝えた。

 一方で、対中貿易で台湾のライバルである韓国の対中貿易総額は1~5月に前年同期比5.3%増の1,158億8,000万米ドルに達した。これに対し、台湾の同期間の対中貿易規模は12.2%減の762億9,000万米ドルにとどまった。

 台湾は韓国に大きく水をあけられた形で、中韓が年内にも自由貿易協定(FTA)に調印すれば、台湾と韓国の差はさらに拡大しかねない状況だ。

 中台貿易の不振について、中国国営の通信社、新華通訊社(新華社)は、サービス貿易協定発効の遅れ、台湾でポピュリズムの氾濫により、貿易保護主義が台頭している点を挙げた。