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自由経済モデル区で対決、蔡民進党主席が表明


ニュース その他分野 作成日:2014年6月10日_記事番号:T00050815

自由経済モデル区で対決、蔡民進党主席が表明

 民進党の蔡英文主席は9日、立法院臨時会の開会を控え、党内で政策会合を開き、馬英九政権が整備を目指す自由経済モデル区を「体制を破壊する誤った政策だ」と批判し、関連条例の大幅な修正を求め、徹底抗戦する考えを表明した。


蔡主席(右)率いる民進党の政策会合は2日間にわたり行われた(10日=中央社)

 蔡主席は自由経済モデル区について、「台湾の産業を分裂させ、全体的競争力を著しく損ねる。政府が民意に背を向けている以上、民進党は責任を果たしていく」と強調した。

 蔡主席は反対理由として、▽モデル区が競争力を備えた経済区をつくろうとするものではなく、無限に範囲を拡大している点▽中台間の開放措置で密室協議の余地がある点▽現在規制されている中国の農産物や工業製品がモデル区に事実上輸入される点──を挙げた。

 民進党は自由経済モデル区条例の大幅な修正だけでなく、より全体的で先を見据えた経済戦略を打ち出していく方針だ。