ニュース その他分野 作成日:2014年6月10日_記事番号:T00050818
財政部が9日発表した5月の輸出総額は266億7,000万米ドルで前月比0.3%増、前年同月比1.4%増と4カ月連続のプラス成長を果たした。うち電子製品は前年同月比11.3%増の85億6,000万米ドルと3カ月連続で過去最高を更新した。10日付経済日報が報じた。
電子製品のうち、半導体は前年同月比16%増の8億5,000万米ドル、太陽電池は37.7%増の8,000万米ドル、ストレージは15.1%増の7,000万米ドル、LED(発光ダイオード)を含むダイオードなどは11.3%増の4,000万米ドルだった。財政部は、ウエアラブルデバイス(装着型端末)やモノのインターネット(IoT)商機で電子製品は下半期も輸出の成長をけん引すると予測した。
一方、情報通信機器の5月輸出額は12億4,000万米ドルで前年同月比21.2%減だった。うち携帯電話は2億9,000万米ドルで37.2%減に転じた。液晶パネルなど光学製品は15億4,000万米ドルで15.9%減だった。また、鉱産物は22%減の14億5,000万米ドルで2012年8月以来で最も低かった。
中国向け好調、中韓FTAに懸念
輸出先別では、中国(香港含む)向け輸出額が前年同月比6.4%増の110億6,000万米ドルで11年8月以来の最高だった。経済部は、中国と韓国の自由貿易協定(FTA)が締結、発効に至れば、台湾の輸出に不利に働くと指摘した。
欧州向け輸出は23億7,000万米ドルで前年同月比5.8%増、米国向けは30億1,000万米ドルで1%増だった。日本向けは15億5,000万米ドルで2.6%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国向けは47億8,000万米ドルで4.5%減だった。
5月の輸入総額は前月比11.1%減、前年同月比2.3%減の213億8,000万米ドルだった。
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