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輸入ダイズ、遺伝子組み換えが99%


ニュース 農林水産 作成日:2014年6月10日_記事番号:T00050820

輸入ダイズ、遺伝子組み換えが99%

 台湾に輸入されるダイズの99%が遺伝子組み換えで、健康に悪影響が生じる懸念を台湾大学農芸学系の郭華仁教授が9日指摘した。なお、台湾では遺伝子組み換えダイズの作付は認められていない。10日付中国時報などが報じた。

 台南市政府農業局は同日、消費者に優良な豆類の選択肢を提供するため、休耕地でダイズや黒豆の生産を農家に呼び掛ける記者会見を行った。席上、郭教授は、遺伝子組み換えの輸入ダイズは3カ月かけて船で運ばれるため腐らないように抑菌剤が添加されている上、到着してから品質の比較的良いものが消費者向け、品質の悪いものは飼料に選別されるため、輸入ダイズは飼料並みといえると指摘。日本、中国、韓国では直接口に入れることはなく、台湾が長期間食用しているのは「国の恥」だと訴えた。

 台湾のダイズ輸入量は230万トンで、台湾での年産量は平均200トンにすぎない。行政院農業委員会(農委会)は1ヘクタール当たり4万5,000台湾元(約15万円)の補助を支給し、ダイズなどの作付けを奨励している。

 農業局の指導を受けて、昨年遺伝子組み換えでないダイズを作付した面積は225ヘクタールで、年産量は398トンだった。