ニュース 公益 作成日:2014年6月10日_記事番号:T00050821
台湾電力(TPC)第1原子力発電所(新北市石門区)で、使用済み核燃料棒の貯蔵プールの空き容量が不足しているため、本来使用期限が切れる燃料棒の一部を交換できない見通しとなっていることが9日までに分かった。10日付蘋果日報が伝えた。
第1原発の原子炉には408本の核燃料棒があり、1年半ごとに3分の1に当たる136本を交換するのが通例だ。しかし、使用済み核燃料棒の貯蔵プールの空き容量が101本分しかないため、TPCは今年末の定期検査時には、ひとまず94~98本のみを交換し、本来交換すべき核燃料棒の一部を原子炉内に据え置く計画だ。
これについて行政院原子能(原子力)委員会(原能会)は、「安全上の懸念はなく、審査は不要」と説明している。
ただ、原子力工学の専門家、賀立維・宜蘭人文基金会顧問は「核燃料棒の使用期限延長は世界でも聞いたことがない」とした上で、正常な核燃料棒と原子炉内に並存させた場合、燃料棒ケースが変形し、核燃料棒を引き出せなくなるケースが生じかねないと警告した。
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