ニュース 金融 作成日:2014年6月10日_記事番号:T00050822
台湾証券交易所(証券取引所)の発表によると9日、中南部を地盤とする京城商業銀行(キングズ・タウン・バンク)の株式11万5,000枚(1枚=1,000株)が32億6,370万台湾元(約111億円)で売却され、そのうち11万4,300枚を生保の三商美邦人寿保険(マーキュリーズ・ライフ・インシュアランス)が取得したことが明らかとなった。売却された株式は戴誠志董事長および大株主の蔡天賛氏が保有していたものとされる。これにより三商美邦人寿は持ち株比率9.62%の最大株主となった。10日付工商時報が報じた。
三商美邦人寿の楊祺材財務長は同日、京城銀行への出資について「京城銀は今年の配当が1.5元、配当利回りは5%と投資条件が良好なため」と説明した上で、「保険法の規定により、当社は京城銀の経営には関与できず、同行の経営権に変化は生じない」と強調した。
なお南部の生保市場開拓に注力する三商美邦人寿はこれまで業務上、京城銀を販売チャネルに加えるなど密接な関係を築いており、今後さらに提携を深めるかどうかに業界の注目が集まっている。
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