ニュース 電子 作成日:2014年6月10日_記事番号:T00050835
鴻海精密工業とUSB3.0関連の特許侵害問題で争う電子部品メーカー、嘉沢端子工業(LOTES)は9日、「当社と鴻海はともにUSBの標準規格化団体、USBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)に加盟しているが、鴻海は加盟企業に求められる、他のメンバー企業への授権開放の義務を順守せず、一部特許を当社に授権することを拒んでいる」と非難する声明を発表、米ニューヨーク州連邦地裁に追加提訴したことを明らかにした。10日付工商時報が報じた。
両社の係争は、鴻海が2011年、嘉沢の中国子会社がUSB3.0関連のライセンス契約交渉に応じなかったため、中国当局に行政調停を申し立てたことを発端とし、同訴訟で敗訴した嘉沢は、ニューヨーク州で米反トラスト法(競争法)に違反しているとして鴻海を訴えた。
しかし市場では最近、ニューヨークでの反トラスト法訴訟の二審で、「鴻海の行為は違法でない」との理由で嘉沢の訴えが差し戻されたとのニュースが伝えられた。
これに対し嘉沢は声明の中で「報道内容は事実と異なり、提訴差し戻しの理由は手続き上のもので、鴻海の行為が反トラスト法に違反しないことが確定したものではない」と強調。継続して争う姿勢を示した。
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