ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年6月11日_記事番号:T00050857
バイク大手、三陽工業(SYM)の役員改選は、電子投票の結果、初代総経理、張国安氏の息子で豊群企業グループ董事長の張宏嘉氏が議決権の52%に当たる得票で、18日の株主総会を待たず勝利する異例の展開となった。張宏嘉氏は株主総会で次期董事長に就任する見通しだ。11日付工商時報が伝えた。
電子投票は16日に締め切られるが、張宏嘉氏はSYMの大株主のうち、千景投資、兆耀投資などから支持票を得られたことを自ら確認し、共同創業者の黄氏、張氏一族による経営権争いに事実上勝利した。
市場では、現経営陣の黄悠美董事長ら黄氏一族が株主総会を流会させるのではないかとのうわさが流れていたが、張宏嘉氏が電子投票で過半数を獲得したことで、株主総会への出席者が議決権ベースで過半数に満たなくても、流会は宣言できなくなった。
金融監督管理委員会(金管会)などは、株主の議決権行使を促進するため、電子投票制度の普及に努めており、株主総会を待たずに役員改選の結果が判明するケースは今後も出てきそうだ。
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