ニュース 電子 作成日:2014年6月11日_記事番号:T00050862
セメント大手、環球水泥(ユニバーサル・セメント)は、和碩聯合科技(ペガトロン)と共同開発したノートパソコン用ワイヤレスキーボードを6月後半に発売する。同製品の発売により、環球水泥は自社開発した圧力センサー技術の応用範囲を感圧式スタイラスペンからさらに広げることになる。11日付経済日報が報じた。
環球水泥は3年前に電子部品分野に参入。昨年、電子事業部門を独立させ、新会社「利永環球(Uneo)」を設立した。同社で圧力センサーの開発を主導したのは環球水泥創業家4代目に当たり、工業技術研究院(工研院、ITRI)に務めた経験を持つ侯智升氏(侯博義・環球水泥董事長の長男、環球水泥と利永環球の執行副総経理を兼任)だ。
今回発売するキーボードは、侯智升氏が工研院時代に面識を持った李政宜氏が設計総監を務めるペガトロンがデザインを担当、利永環球が圧力センサーを提供した。
なお利永環球の圧力センサーは技術は非常に評価が高く、米国の大手ノートPCブランドから受注を獲得したほか、サムスン電子からたびたび提携が持ちかけられているという。また最近、中国市場にも参入し、同国の教育用デジタル製品大手ブランド「読書郎(リードボーイ)」からスタイラスペン10万本の受注を獲得し、5月から出荷を開始している。
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