ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

DRAM各社、封止・検査価格の引き下げを要求


ニュース 電子 作成日:2008年1月18日_記事番号:T00005090

DRAM各社、封止・検査価格の引き下げを要求

 
 南亜科技、力晶半導体(PSC)、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)などのDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)メーカー各社が、パッケージング・テスティング(封止・検査)メーカーに対し、DDR2の封止・検査単価を、昨年下半期の0.8米ドル前後から0.65米ドル以下に下げるよう要求した。封止・検査メーカーはこれに応じる見通し。18日付工商時報が報じた。

 DRAMメーカーでは、06年末のウインドウズ・ビスタ発売がDRAM需要の増加をもたらすと読んでいたが、これが外れて供給過剰となり、DRAM価格も昨年初めの6.2米ドルを最高に昨年末には0.9米ドルと1年で約7分の1に下落した。粗利益率は昨年末の最悪時はマイナス40~マイナス50%まで悪化した。

 売れば売るほど損失が膨らむDRAMメーカーでは、このままではパッケージングなしで出荷するしかないとして、粗利益率が依然20~30%と高い後工程の封止・検査メーカーにオファー価格引き下げを要求し、コスト負担を軽減を図ったようだ。