ニュース 金融 作成日:2014年6月13日_記事番号:T00050908
中央銀行は12日、市中銀行の海外債権のうち、直接融資による直接リスク残高が3月末現在で2,630億5,735万米ドルとなり、前年末比3.24%増えたと発表した。また、最終融資先に基づき集計した最終リスク残高は2,893億2,276万米ドルで、7.50%の増加だった。うち中国に対する債権は、直接リスク残高が488億4,994万米ドル、最終リスク残高が812億7,070万米ドルとなり、いずれも債務国・地域別でトップで、中国へのエクスポージャーは過去最高を更新した。
13日付経済日報によると、中銀は対中債権拡大の要因について、▽中台間の貿易と投資が緊密化していること▽台湾の銀行による中国への拠点開設▽台湾の銀行が人民元預金を集めた後、中国銀行台北支店に再預金していること──を挙げた。
最終リスク残高が直接リスク残高を約7割も上回ったのは、中国銀行台北支店は台湾にあるため、直接リスク残高に含まれないものの、最終的な資金が中国に流れており、最終リスクが中国に属することが理由だ。
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