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台湾紙業、経営陣が交代


ニュース その他製造 作成日:2014年6月13日_記事番号:T00050909

台湾紙業、経営陣が交代

 製紙大手の台湾紙業(台紙、TPPC)は12日、株主総会で役員改選を行い、大株主の高山国際の代表で中華民国証券商業同業公会理事長の簡鴻文氏が董事長に就任。簡氏陣営が董事、監事の過半数を占め、経営権を掌握した。これまで同社を経営してきた張淑媚前董事長ら張氏一族は経営から全面的に撤退した。13日付経済日報が報じた。

 総経理には、徳信総合証券董事長の王貴増氏が就任した。

 台紙は近年、土地資産の有効活用やベトナムの紙容器工場に依存してた経営形態となっていた。業界関係者は、保守的な経営に株主の間で異論が生じたことが経営陣交代の原因ではないかとみている。

 簡鴻文氏一族は、台紙に7年以上前から出資しており、3年前の役員改選でも経営権獲得を目指した経緯がある。今回は金融系の株主からも支持を取り付け、経営権獲得に成功した。