ニュース 電子 作成日:2014年6月13日_記事番号:T00050921
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、京元電子(KYEC)は12日の董事会で、今年の設備投資額を50億台湾元から60億元(約200億円)へ引き上げる案が示されたもようだ。近日中に決議されるとみられる。13日付蘋果日報が報じた。
KYECは4月以降、欧米顧客からの受注や矽創電子(シトロニクス・テクノロジー)のセンサー部門が独立した昇佳電子(センサーテック)、中国の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)からの大口受注など受注が相次ぎ、生産ラインがフル稼働となっている。特にCMOSイメージセンサーや微小電子機械システム(MEMS)関連製品の受注が多く、同社は自社製設備の増設数を当初予定の60台から140~150台へと一気に引き上げた。
李金恭KYEC董事長は今後の見通しについて、今年は年初以降第3四半期まで好調が続き、第4四半期は季節的要因で落ち込むものの、大幅に落ち込むことはないと予測した。
また半導体業界全体については、好調な時期が不調な時期より長い特殊な1年だと指摘。第4世代移動通信システム(4G)、ネットワーク、生活家電、ウエアラブルデバイス(装着型端末)、モノのインターネット(IoT)など新分野がけん引し見通しは大変良いと語った。
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