ニュース 電子 作成日:2014年6月13日_記事番号:T00050924
韓国のサムスンディスプレイ(SMD)、LGディスプレイ(LGD)に続き、中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が従来のRGB(赤、緑、青)画素にW(白)画素を加えたRGBW方式で低価格の超高解像度4K2Kテレビ用液晶パネル参入を決めたことから、下半期は市場競争が激化しそうだ。4Kパネル市場は友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)がシェア8割近くを占めていたが、5割まで縮小するとの懸念が出ている。13日付電子時報が報じた。
BOEは第8.5世代工場で、49インチと55インチのRGBW方式4Kパネルを生産し、早ければ6月にサンプル出荷、8月に量産する見通しだ。
サプライチェーンによると、SMDは40、48、55インチのRGBW方式4Kパネルを量産しているが、中国テレビメーカーからの受注は限定的だ。一方、LGDは42、49、55インチに続き、60、65インチを導入する可能性がある。中国向け出荷は参入2~3カ月で15万枚に上ったとみられる。
韓国メーカーのRGBW方式4Kパネルは価格がフルハイビジョン(フルHD)の1.1倍と、台湾メーカーの4Kパネルが1.2~1.3倍なのに比べて安いのが武器だ。
ただRGBW方式4Kパネルは、第8.5世代工場で生産した場合、カラーフィルターの生産能力を10~15%も多く使う必要がある。設備稼働率が既に高い台湾メーカーにとって、新たな生産ラインの捻出は難しく、RGBW方式への参入は困難なようだ。
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