ニュース 電子 作成日:2014年6月13日_記事番号:T00050925
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介(ミンカイ・ツァイ)董事長は12日の株主総会で、下半期は需要期で同社の第4世代移動通信(4G)LTE対応チップも量産するとして、台湾積体電路製造(TSMC)に対し「生産能力を当社にもっと振り分けてほしい」と冗談交じりに訴えた。13日付蘋果日報などが報じた。
蔡董事長は、中国4Gチップ市場競争に対し、「首位を目指さない者はいない」と意気込みを示した(12日=中央社)
蔡董事長は、最大の生産委託先がTSMCで、聯華電子(UMC)や米グローバルファウンドリーズ(GF)は同社向けの生産能力を増やせるが、もっと委託先が欲しいと話した。市場では、ファウンドリーの供給がひっ迫しており、下半期の4G市場に影響が出ると懸念されている。
一方、米ブロードコムが携帯電話用チップ事業売却などを検討する中、市場ではメディアテックが引き受ける意向との観測が出ている。蔡董事長は、業界再編には常に前向きに検討するが、買収は大金が動き失敗すれば後に響くと述べるにとどめた。
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