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合勤科技、友訊などを権利侵害で提訴


ニュース 電子 作成日:2008年1月18日_記事番号:T00005094

合勤科技、友訊などを権利侵害で提訴

 
 通信設備大手の合勤科技(ザイセル・コミュニケーションズ)は17日、ライバル企業の友訊科技(D-リンク)、凌陽科技(サンプラス・テクノロジー)傘下の凌翔科技(ウェーブプラス・テクノロジー)に知的財産権と商標権を侵害されたとして、新竹地裁に損害賠償訴訟を起こした。台湾の通信設備会社同士の特許侵害訴訟は初めてだ。18日付経済日報が伝えた。

 問題となったのは、合勤と凌翔が共同開発した交換機用チップで、双方は合勤に優先使用権と知的財産権があることを確認していた。しかし、合勤のロシアの販売代理店から、友訊のVLAN交換機が合勤の製品と機能や規格が酷似していると苦情を受け、友訊を提訴することを決めた。

 合勤が事前に提訴意向を伝えていなかったため、友訊は対応に追われた。友訊の陳睿緒財務長は「問題となったチップは、凌翔から購入したもので契約も結んでいる。凌翔は特許権問題がないことを保証しなければならない」と指摘した。友訊側は裁判で特許侵害が認定された場合には、凌翔に損害賠償を求めることもあり得るとしている。