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動力パラグライダーで空中散歩、「危険」「迷惑」と批判噴出


ニュース 社会 作成日:2014年6月17日_記事番号:T00050954

動力パラグライダーで空中散歩、「危険」「迷惑」と批判噴出

 彰化県に住む男性が、自身の所有するエンジン付きパラグライダーで飛行する様子を映した画像や動画をフェイスブックやユーチューブにアップロードし、議論を呼んでいる。男性はこのパラグライダーを使って仕事の配達や夜食を買いに出かけていると豪語しているが、ネットユーザーからは「危険」「騒音が迷惑」などと批判の声が上がっている。

 「金紙」(神に供える紙のお金)製造業を営む男性(43)は日頃から刺激の強い遊びを好んで楽しんでいるそうで、彼が長さ1.8メートル、幅1メートルのパラグライダーで彰化県内の上空を飛行する姿がたびたび地元住民に目撃されている。

 また住民の中には、男性の運転するパラグライダーが電線からわずか2〜4メートルの低空を飛行しているところを写真に収めた者もいる他、男性自らもペットのイヌと一緒に飛行したり、上空でタバコを吸うなど危険な飛行行為を撮影した画像や動画をネット上にアップロードしている。

 さらに男性が最近、「一飛びして鹿港の市場に夜食を買いに行った」とネット上に書き込んだところ、近くに住むという住民から「うるさくて近所の人間は苦情を言っているが、聞き入れない」という書き込みがあり、多くのユーザーからも「パラグライダーを没収しろ」などと批判が噴出した。

 これに対し警察は、「台湾でパラグライダーの飛行が認められる空域は7カ所だけで彰化県は含まれていない。男性の行為は違法で、6万〜30万台湾元の罰金が科される可能性がある」と指摘。また、この動力付きパラグライダーが使用許可を受けていなければ道路交通管理法に基き3,600〜1万800元の罰金を科した上で没収されることになるという。

 警察は16日、事情聴取のため、男性の経営する工場へ向かったが、本人は不在で、パラグライダーも見つからなかったという。