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澎湖フェリーターミナル建設へ、ロイヤル・カリビアンが出資


ニュース 運輸 作成日:2014年6月17日_記事番号:T00050964

澎湖フェリーターミナル建設へ、ロイヤル・カリビアンが出資

 世界最大規模の米クルーズ会社、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは16日、澎湖フェリーターミナル建設に向け、台湾港務と合弁会社を設立する提携意向書を取り交わした。今年12月に正式に契約し、2016年4月に完成予定だ。17日付工商時報などが報じた。


李泰興・台湾港務総経理(右)とジョン・ターチェック副社長(左)。将来は台中、高雄、基隆、花蓮などを結び、「アジアのカリブ海」を目指す(16日=中央社)

 出資比率はロイヤル・カリビアンが51%、台湾港務が49%で、合計10億台湾元(約34億円)。ふ頭を2基建設予定で、うち1基は全長435メートル、水深10.5メートルとし、ロイヤル・カリビアンの世界最大22万5,000トンのクルーズ客船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」が寄港可能となる。その後、プレジャーボートのふ頭や、レジャー施設、ショッピングモール、国際リゾート村を建設する。澎湖に四季を問わず観光客を呼び込む狙いだ。

 台湾港務は、ロイヤル・カリビアンなど世界のクルーズ大手が台湾フェリー観光市場に注目していると指摘した。統計によると、今年の国際不定期フェリーの寄港数は延べ376隻と、前年比9割増え、過去最高となる予測だ。