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5月の人民元預金、0.8%増にとどまる【図】


ニュース 金融 作成日:2014年6月17日_記事番号:T00050966

5月の人民元預金、0.8%増にとどまる【図】

 中央銀行(中銀)が16日発表した5月末時点での外国為替取扱指定銀行(DBU)とオフショア銀行部門(OBU)を合計した人民元預金残高は2,900億7,900万人民元(約4兆7,000億円)で、前月比0.88%増の低い伸びにとどまった。17日付経済日報が報じた。

 DBUの人民元預金残高は2,331億8,100万人民元で、昨年2月の開放以降で最低の前月比2.45%の伸びとなった。一方、OBUの預金残高は568億9,800万元、前月比5.06%減で減少額、減少幅が2011年の開放以来で最大となった。中央銀行関係者は、企業向け人民元定期預金が満期を迎え、引き出されたためと分析した。

 銀行幹部は人民元預金の減少について、人民元安の進行により、高利回りの人民元定期預金が減少、市民が追加投資を控えていると指摘した。

 なお、人民元預金は以前から資金運用先の不足が指摘されており、残高の約6割が依然として人民元清算行である中国銀行台北支店に預金されたままの状態となっている。