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SASと傘下の旭泓、8月1日合併へ


ニュース その他製造 作成日:2014年6月17日_記事番号:T00050969

SASと傘下の旭泓、8月1日合併へ

 太陽電池用シリコンウエハーを生産する中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は16日、傘下の太陽電池メーカー、旭泓全球光電(サンライズ・グローバル・ソーラー・エナジー)と8月1日に合併すると発表した。川上の多結晶シリコン(ポリシリコン)から川下の太陽電池モジュールまでを一貫生産する初の台湾メーカーとなる。17日付工商時報が報じた。

 台湾の太陽電池産業はこれまで、川中のウエハーや太陽電池に重心を置いてきたため、川下のモジュールやシステム分野が弱く、欧米市場の競争ではモジュールブランドの後ろ盾の弱さから苦戦を強いられてきた。

 SASの盧明光董事長は以前より、台湾の太陽電池メーカーは最終的に2~3陣営に統合されると語っており、多結晶シリコンを製造する宝徳能源科技(パワーテック・エナジー)やイタリア企業への出資を行っていた。