ニュース 電子 作成日:2014年6月17日_記事番号:T00050973
17日付工商時報によると、5月末以降、通信キャリア大手3社が相次いで提供を開始した第4世代移動通信(4G)のモバイルインターネットサービスのユーザー数は、現時点で合計5万件にも満たず、さらに1週間無料の試用ユーザーを差し引くと、実質的には3万件以下にとどまっているようだ。各社ともユーザー獲得目標に「年内に40万〜60万件」を掲げているが、予想を下回る鈍いスタートに焦りを感じているようだ。
ただ、4Gユーザー数が伸び悩んでいることについて同紙は、台湾で3Gが導入された際も最初の1カ月のユーザー数は5万件程度だったが、その後1年で130万件、3年で1,000万件を突破したと指摘。その上で今後、ユーザー数を伸ばすには、通信速度や料金だけでなく、3Gとは差別化したサービスを提供し、消費者をより強く引き付ける必要があると提言している。
なお、アップルのスマートフォンiPhoneのうち、周波数帯1800メガヘルツ(MHz)の4GLTEをサポートする「5」シリーズのユーザー数は約100万件で、そのうち4G用に帯域を保有する中華電信のユーザー数が50万件を占める。中華電信は来週にも、iPhone5シリーズに4G通信を可能とするソフトウエアのアップグレードを開放する予定で、これによりユーザー数の大幅な増加が促される見込みだ。
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