ニュース 電子 作成日:2014年6月18日_記事番号:T00051004
発光ダイオード(LED)メーカーの新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス、GPI)は18日の役員改選で、12%の出資を受ける最大法人株主で、LED照明を手掛ける群光電能科技(チコニー・パワー・テクノロジー)グループから受け入れる董事が1席から2席に増える。両社の提携拡大に伴い、ジェネシスはLED出荷先が確保できる他、車載用LED照明に参入できる見通しだ。18日付工商時報などが報じた。
ジェネシスは下半期の利益をやや楽観しており、今年の黒字転換を見込む(17日=中央社)
ジェネシスは高電流・高性能のLEDチップ開発が軌道に乗っている他、過酷な環境下での使用にも適しているフリップチップ(FC)技術力も他社より優れている。そのため、高温で震動の多い使用環境の自動車照明に進出する上で有利だ。
ジェネシスの鍾寛仁董事長は、4年前から研究開発(R&D)、生産してきたフリップチップが今年実を結ぶと強調。フリップチップ関連の売上構成比が今年は20~25%と、昨年の15%から拡大すると見込む。
また鍾董事長は、LED照明需要増が続いており、多くの生産能力を充てていると説明。まだ品不足に至っていないが、一部のLEDチップメーカーが薄利の受注を断っている状況で、下半期の市場は供給不足となる可能性があると指摘した。
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