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兆豊銀、対中エクスポージャー圧縮に3方針


ニュース 金融 作成日:2014年6月19日_記事番号:T00051021

兆豊銀、対中エクスポージャー圧縮に3方針

 19日付工商時報によると、政府系金融持ち株会社、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)の蔡友才董事長はこのほど、中国市場に対するエクスポージャー圧縮を図るため、傘下の兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)に対し、▽与信業務の主力を協調融資(シンジケートローン)から貿易融資に転換▽取引銀行は格付け3A以上で、世界上位150行以内に限定する▽融資は返済までの期間90日以内を中心とする──の3方針を指示したようだ。19日付工商時報が報じた。

 同行内部の最新統計によると、以前純資産の95%以上に達していた対中エクスポージャーは、既に90%前後に下がっているという。

 なお、大手金融機関の主管は、現在、台湾の銀行の対中エクスポージャーは、中国銀行台北支店の人民元預金まで範囲に入れているものの、格付け3A以上など評価の高い金融機関のみに限った場合、金融監督管理委員会(金管会)の基準による対中エクスポージャー比率は100%から20%まで低下すると指摘した。