製紙大手の永豊餘投資控股（ＹＦＹ）は18日、このほど行われた董事会で、何寿川総裁の長男、何奕達氏の総経理兼執行長就任を決議したと発表した。何奕達氏は現在、子会社の永豊餘工業用紙の董事長、永豊餘消費品実業の董事長兼総経理などを務めており、同社創業者の孫に当たる。19日付経済日報が報じた。
何寿川総裁（左）と何奕達総経理（右）。創業90年以上の歴史を持つ同社の経営は３代目に託された（永豊餘リリースより）
今回の人事では新たに総経理職が新設された。また執行長職もこれまでは邱秀瑩・永豊餘董事長が兼任していたが、何奕達・新総経理に引き継がれた。
永豊餘は今回の人事について、２年前より製紙会社から投資会社へと転換を図っており、意思決定プロセスの簡素化、効率化が目的と説明した。
