ニュース 電子 作成日:2014年6月19日_記事番号:T00051032
パソコン大手、宏碁(エイサー)は18日、施振栄(スタン・シー)董事長の退任に伴い、同職を創業者の1人で、監察人を務める黄少華(ジョージ・ホアン)氏が引き継ぐことを董事会で決議した。19日付中国時報などが報じた。
施元董事長(右2)は黄新董事長(左)について「引退計画を変えさせてしまったが、陳俊聖・世界総裁兼執行長までの中継ぎとして頑張ってもらいたい」と語った(18日=中央社)
ただ、施元董事長は今後も名誉董事長や同社変革委員会招集人の立場で経営に関与し、個人向けクラウドコンピューティング(ビルド・ユア・オウン・クラウド=BYOC)サービスについても「主席設計師」として同事業が軌道に乗ると予測する3年後まで引き続き主導していく考えだ。
なおエイサーは同日、クラウド事業強化に向け、クラウドや情報通信関連の知識、経験を備えたエンジニアなど約100人を台湾と米国で募集すると発表した。
アジア太平洋統括本部を設置
またエイサーは同日、台湾、中国を含むアジア太平洋地域の運営、マーケティングを統括する汎アジア(パンアジア・パシフィック、PAP)運営本部の設立など8月1日付の組織改革や人事異動も発表した。同統括本部の最高主管には、中国運営本部総経理を経験したオリバー・アーレンス世界資深副総裁が就任。地域を超えたリソースの統合・活用を図り、経営効率の向上を目指す。
なおアーレンス氏がこれまで兼任していた汎欧州運営本部総経理は、ルカ・ロッシ同本部製品事業部副総経理が引き継ぐ。
このほか、エイサーは同日開催した株主総会で、長期的な発展に向け資本金を現在の350億台湾元から400億元(約1,400億円)へ増資することを決議した。8月7日の董事会で具体的な計画が示される。
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