ニュース 社会 作成日:2014年6月20日_記事番号:T00051036
 台北の国立故宮博物院の収蔵品を集めた特別展が今月24日から9月15日まで東京国立博物館で開かれる。故宮がアジアで特別展を開くのは初めてで、さらに「至宝」とされる天然の翡翠(ひすい)を白菜の形に彫刻した「翠玉白菜」が海外で初めて展示されるとあって注目を集めており、前売り券が飛ぶように売れている。
「翠玉白菜」は何重にもくるまれて運送された(中央社)
今回の特別展「台北 国立故宮博物院-神品至宝-」は東京国立博物館で6月24日〜7月7日の2週間限定で公開される「翠玉白菜」を含め、231点の文物が展示される。10月7日~11月30日は九州国立博物館で開催だ。
観覧料は一般1,600円(前売り1,400円)だが、開催に向けて東京国立博物館が4月1日から一般当日料金と同額の1,600円で「人と熊」のチャーム付ストラップ(非売品)付きオリジナルグッズセット券を1,000枚限定で販売したところ1週間で完売した。
24日からの公開を前に展示される文物は全て既に日本に到着。特に「翠玉白菜」は他の文物とは別に、特別なケースに入れられて18日に故宮を出発。国道警察などによる厳戒態勢の中、空港へと運ばれた後、ビジネスクラスの座席に安置されて日本へ向かった。本物の「翠玉白菜」がどの座席に置かれているかは随行した故宮職員とチーフパーサーしか知らなかったという。
なお、今回の特別展のために準備されたポスターについて先ごろ、一部で国立故宮博物院の「国立」の文字が削除されているものが存在することが発覚し、故宮側が「特別展のフルタイトル表示を保証するとの協定に反する」と東京国立博物館に抗議する一幕があった。東京側が修正に同意したことで騒動は収まったようだ。
また、国立故宮博物院の馮明珠院長は、今回の特別展の開幕式典に周美青・総統夫人が出席することを明らかにした。このような公のイベントに台湾の総統夫人が出席するのは1972年の日台断交以来初めてだという。
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