ニュース 政治 作成日:2014年6月20日_記事番号:T00051039
王金平立法院長が与党国民党を相手取り、党籍存在の確認を求め、一審で原告勝訴の判決が下された民事訴訟の上訴審がきょう(20日)、高等法院で開廷する。しかし、司法院が18日に実施した任期満了の裁判長(一審、二審担当)に対する審査委員会で、王院長の裁判で裁判長を務めた張瑜鳳裁判官が「不適任」として裁判長の職務を解任されていたことが明らかとなった。「不適任」評価を受けたのは、審査対象となった34人のうち張裁判官ただ1人だったため、与野党の一部立法委員からは「政治的な報復措置」と批判の声が上がっている。20日付自由時報が報じた。
張裁判官に対する審査では、過去に行われたアンケート調査で、高等法院の裁判官のうち4割が同氏を「不適任」と回答していたことを理由に、規定に基づいて投票が行われ、7対4の結果で裁判長解任が決定した。
メディアの取材に対し張裁判官は「なぜ不適任とされたかは分からないが、制度は尊重する」とコメント。司法院の林錦芳秘書長は「審査は無記名投票で行われ、政治的な意図はない」と説明した。
ただある司法院関係者は、審査では政府から派遣された5人、外部から招聘された3人、投票で選ばれた3人の計11人が審査委員を務めるが、外部から招聘される3人のうち2人は司法院長が専任するため、何らかの政治的な力が動いた場合、投票結果を操ることは難しくないと語っている。
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