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謝候補、危機意識に訴える


ニュース 政治 作成日:2008年1月21日_記事番号:T00005104

謝候補、危機意識に訴える

 
 立法委員選から1週間が過ぎた19日日曜日、台中で開かれた民進党の総統選挙に向けた集会で、総統選公認候補の謝長廷主席は、立法院の国民党絶対多数に対する危機感を有権者に訴えた。

 台湾主体意識の強い南部で謝候補は、「立法、行政、司法、考試、監察のすべてを国民党に握られた今、少なくとも総統の独立した職権によって台湾人のブレーキとしなければ、国民党は台湾を中国との統一に導く」と、有権者に直接的に訴えた。一方都市型住民の多い台中では、歴史上の名君、唐の太宗や清の乾隆帝を例に挙げ、「どんな名君といえども、民主主義の時代には合わない」と国民党による一党絶対多数に対する危機感をひと味違った方法で訴えた。

 謝候補はまた、国民党が3月22日の総統選まで、新たに当選した立法委員による議会を開かないことや、国民党の総統候補、馬英九氏が公開討論に応じないこと、また、2月1日の内閣総辞職後の組閣についての協議に応じないことを、「総統選に勝てば、好きなようにするつもりだ」として厳しく非難した。

 馬候補は今後2カ月間、ただ時間を引き延ばして失点を抑えて勝つ戦略とみられる。