ニュース 石油・化学 作成日:2014年6月20日_記事番号:T00051048
イラク情勢の緊迫化を受けて国際原油価格が上昇しており、来週ガソリンが1リットル当たり0.5台湾元(約1.7円)、軽油が0.6元と今週より1.3%値上がりし、今年最高値を更新する見通しだ。20日付経済日報が報じた。
製品別では、オクタン価95無鉛ガソリンが1リットル当たり35.9元となり、過去9カ月で最高値となる他、98無鉛ガソリンが37.9元、92無鉛ガソリンが34.4元となる。スーパー軽油は33.4元だ。
市場関係者は、イラクで生産量の25%を占めるバイジ製油所(日産17万バレル)の主要部分が反政府武装勢力に占拠され、同国が海外からガソリンや軽油を緊急輸入しているため、アジア地区の市場価格を押し上げているとの見方だ。
中華経済研究院(中経院、CIER)の劉孟俊経済展望センター主任は、原油価格高騰は工業用燃料コストに跳ね返ると指摘。ここ数カ月は食料品価格上昇がインフレの原因だったが、次は原油が物価を押し上げ、さらに広範囲に影響が及ぶと予測した。
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