ニュース 石油・化学 作成日:2014年6月20日_記事番号:T00051051
20日付工商時報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)が、米テキサス工場でエチレングリコール(EG)プラントを増設する。2017年末の完成、稼働を予定しており、年産能力は116万トンへと現在の36万トンから3倍以上になる見通しだ。投資額は4億米ドルとみられる。
南亜プラの呉嘉昭董事長(右)は「今年は本業の石化事業が予想したほど伸びていないが、他の投資事業で成長が見込める」と述べた(19日=中央社)
南亜プラは、EGの主要原料であるエチレンの価格は米国で1トン当たり1,000~1,050米ドルとアジアの1,350~1,400米ドルを下回っており、EG生産コストに換算した場合、米国製はアジア製より150~200米ドルもコストを抑えられると説明。アジア市場で販売する場合の輸送コスト70~80米ドルを加えても十分な競争力があるとの見方を示した。
なお、台プラグループの台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)も米テキサス工場にシェールガスを原料としたエチレンプラント増設を計画するなど、グループ全体でシェールガス商機獲得を狙っており、南亜プラの計画もこの一環とみられる。
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