ニュース 電子 作成日:2014年6月20日_記事番号:T00051055
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)の段行建董事長は19日、パネル産業は厳しい時期をくぐり抜け、「惨業」(散々な産業)から「燦業」(燦々と輝く産業)に変化したと述べた。20日付工商時報が報じた。
段董事長はW杯商機をにらみ、フル稼働で出荷するよう全社員にハッパを掛けた(19日=中央社)
段董事長は、台湾のパネルメーカーは今後2~3年で生産設備の減価償却が一段落するため、財務負担が軽減すると指摘した。欧米の製造業回帰が増加する中、同社も台湾に生産拠点を戻し、就業機会を創出し、台湾からの人材流出を防ぐと語った。
同社の超高解像度4K2Kパネル販売は、世界市場シェア36%で首位だ。ブラジルで開催中のFIFAワールドカップ(W杯)商機を狙い、日中テレビメーカーが大型4Kテレビを販促。これにより4K2Kパネルの普及率は1月の1%から4月には6.8%に拡大し、39インチ以上に限定すれば11%に達した。下半期には10%に達する可能性がある。
銅プロセス導入、RGBW方式に対抗
同社は5月から第8.5世代工場で、低抵抗、低遅延で、画質がクリアになる銅配線プロセスを導入した。良品率が向上すれば4K2Kパネルの生産コスト低下が見込める。韓国メーカーのRGB(赤、緑、青)画素にW(白)画素を加えたRGBW方式の4K2Kパネルは価格が5%安く、これに対抗する武器となりそうだ。
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