工業技術研究院（工研院）産業経済趨勢研究センター（ＩＥＫ）はこのほど、2014年のＩＣパッケージング・テスティング（封止・検査）産業の生産額は4,545億台湾元（約１兆5,400億円）で、前年比10.6%増加すると予測した。このうち封止が69.3%、検査が30.7%を占めるとの予想だ。中央社電が伝えた。
第２四半期の生産額は前期比11%増の1,140億元、第３四半期は４%増の1,186億元と予測した。
ＩＥＫによると、台湾ＩＣ封止・検査業界の生産額が世界市場全体に占める割合は55.2%で、当面他の国・地域に取って代わられる懸念はない。
なお、台湾の関連企業は37社で、このうち上位５社の合計売上高が全体の７割を占めている。小規模企業は大手の業務範囲拡大によって圧迫を受けており、ニッチ製品を手掛けない限り存続はますます困難になると指摘した。
