ニュース その他分野 作成日:2014年6月23日_記事番号:T00051068
経済部統計処が20日に発表した5月の輸出受注額は前年同月比4.7%増の380億2,000万米ドルで、4カ月連続のプラス成長を記録した。ただ、液晶パネルを含む精密機器は同11.8%減の26億8,000万米ドルと、13カ月連続のマイナス成長となった。特に中国(香港含む)向けが同11.6%(2億3,000万米ドル)の大幅減に見舞われた。21日付工商時報などが報じた。
液晶パネル輸出受注額の不調について林麗貞統計処長は、液晶テレビ需要が予測を下回っていることや、パソコン市場がモバイル端末市場に押されていることの他、中国パネルメーカーの生産拡大、韓国メーカーの低価格戦略で台湾は苦戦を強いられていると指摘した。
一方、機械製品は前年同月比10.1%増の19億5,000万米ドルで、4カ月連続のプラス成長を記録し、2カ月連続で単月過去最高を更新した。林統計処長は、世界景気の回復で設備投資意欲が高まっていることに加え、労働力不足を補うため工場で自動化を進めていることから、工作機械の受注が増えていると説明。下半期も成長が見込めるとの見通しを示した。
なお、伸び率が最大だったのは電子製品で、前年同月比12.6%増の95億2,000万米ドル。モバイル端末の新製品発売で、ファウンドリー、ICチップ、DRAM、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の受注が旺盛だった。
今後の見通しについて林統計処長は、輸出受注額は6月も前年同月比5%の成長が見込め、上半期は2,184億米ドルを超えて同期過去最高を記録すると予測した。
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