ニュース 電子 作成日:2014年6月23日_記事番号:T00051083
ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の陳瑞聡総経理は20日の株主総会で、第2四半期の予想を上回る受注好調を受け、今年の売上高は前年比18%増の8,200億台湾元(約2兆8,000億円)へと業績が従来予測より大きく上向くとの見通しを示し、来年は過去最高の8,900億元も狙えると語った。21日付工商時報などが報じた。
同社の売上高は2010年の8,870億元をピークに、その後ノートPCの成長鈍化に伴い減少を続け、昨年は6,927億元まで落ち込んだ。しかし、今年第2四半期は各工場の生産ラインがフル稼働で上半期の出荷が好調なことから、ノートPCの今年の出荷目標は、当初の4,100万台から上方修正する可能性が高いと説明した。
一方、多角化経営の一環として注力しているノートPC以外の製品は、売上高構成比が昨年の18%から今年上半期は約20%に、下半期は30%に拡大する見通しだ。腕時計型ウエアラブルデバイス(装着型端末)は既に顧客にサンプルを送り認証を得ており、来年出荷を予定している。昨年黒字化に成功した車載用電子製品は、バックセンサーや無線通信設備などが欧州自動車メーカーに間接的に採用されている。
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