ニュース 社会 作成日:2014年6月24日_記事番号:T00051093
車いすでも利用しやすいバリアフリータクシーの普及が、地方自治体による奨励策にもかかわらず立ち遅れている。24日付聯合報が伝えた。
新北市交通局は昨年、中央政府から補助金を獲得し、今年はバリアフリータクシーを100台導入する計画だった。しかし、現時点で交通部の規定を満たしているのは、フォルクスワーゲンの「キャディー」のみで、価格は140万台湾元(約480万円)と割高だ。補助金を支給しても、タクシー所有者が100万元を負担しなければならず、これまでに普及は50台にとどまっている。
車いすを使っている女性は「バリアフリータクシーを利用した際には、以後呼びやすいように運転手に携帯電話番号を聞くようにしているが、実際に呼ぼうとしても付近にいない場合、追加料金を要求される」と漏らした。
業界にとっては、普及台数が少ないため、タクシーの空車移動の距離が長く、採算が取れないことも問題点だ。今後は行政主導による普及促進で空車移動を最低限に抑えることが課題となりそうだ。
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