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鴻海・重慶工場で労使争議、HPからのノート受注減が原因か【表】


ニュース 電子 作成日:2014年6月24日_記事番号:T00051116

鴻海・重慶工場で労使争議、HPからのノート受注減が原因か【表】

 24日付工商時報が中国紙・第一財経日報の報道を基に伝えたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の、中国・富智康集団(FIHモバイル)がこのほど、ヒューレット・パッカード(HP)からのノートパソコン受注減少を受けて重慶工場で生産調整を行ったところ、これに伴う配置換えや解雇に不満を持つ従業員800人以上が23日、抗議行動に出たもようだ。ただFIHは「今回問題となった人事調整について労使双方は既に合意に達した」とコメント。既に争議は解決しており、工場は正常に稼働していると強調した。

 近年のノートPC市場の成長鈍化に加え、鴻海が同製品事業の縮小を進めているとして、FIH・重慶工場では数カ月前より、HP向けの生産ラインを閉鎖するとの観測が出ていた。

 実際に従業員も、同工場では既に昨年から生産調整が始まっており、特にHP向けラインは縮小が深刻と証言している。経営環境が上向いていないこと、および英業達(インベンテック)、広達電脳(クアンタ・コンピューター)などその他台湾メーカーとの競争激化が理由とされる。