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中国信託、兆豊金控の株式1%売却へ


ニュース 金融 作成日:2008年1月21日_記事番号:T00005112

中国信託、兆豊金控の株式1%売却へ


 行政院金融監督管理委員会(金管会)が昨年、兆豊金融控股の経営権取得に失敗した中国信託金融控股に対し、兆豊金控の株式を処分するよう求めていた問題で、中国信託は18日、兆豊金控の発行済み株式の約1%を21日から2月22日までの間に売却することを金管会に通告した。19日付工商時報が伝えた。

 金管会は兆豊金控が来年実施する役員改選までに、中国信託に兆豊金控の株式を放出するように求めており、中国信託も徐々に持ち株比率を下げる方向で検討している。中国信託は現在、兆豊金控の発行済み株式の9.7%を保有している。

 放出株式を1%に限定した理由については、大株主の持ち株比率が当初の半分を割り込んだ場合、規定により役員が自動解任され、直ちに改選を行う必要が出てくるためとした。

 中国信託は兆豊金控株を公開市場で売却する方針だが、「株主の権益を損ねないため、株式放出の基準に合致しない場合は、みだりに売却しない」としており、必ずしも期間中に放出対象の1%を全量売却するわけではないと説明している。