ニュース 社会 作成日:2014年6月25日_記事番号:T00051123
台東大学1年生の男子学生が身近な材料から小型の核融合炉の自作に成功したと主張し、製作方法をネットで公開したことが論議の的となっている。ネット上の反応は賛否両論で、当局も放射能汚染に懸念を表明した。25日付聯合報が伝えた。
学生は学校の実験室に材料を持ち込み、2回の失敗を経て、3回目で製作に成功したという。材料費はわずか1万5,000台湾元(約5万円)というから驚きだ。
製作者の学生は「過去に設計していたおもちゃを実現させたかっただけだ」と批判を意にも介さない様子だという。
ただ、行政院原子能委員会(原能会)は本当に成功したかどうかには懐疑的だ。原能会の研究者は「原理的には可能だが、実際の装置は真空度が不足している上、材料の純度が低く、核融合は起きない」とし、学生の成果は「低真空環境での高電圧気体放電現象」にすぎないと判断した。
原能会は台東大に放射能汚染がないことを証明するよう要求している。仮に放射能汚染対策を施さずに放射能発生を伴う作業を行い、環境を汚染させた場合、3年以下の懲役刑を受ける可能性がある。
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