ニュース 政治 作成日:2014年6月25日_記事番号:T00051128
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任が25日午前、初の台湾訪問で桃園国際空港に到着した。張主任は台湾語で「台湾の皆さんこんにちは」とあいさつし、訪台の主要目的として中台関係の進め方に関する行政院大陸委員会(陸委会)との意見交換を挙げた上で、28日まで滞在期間中、台湾の民間と触れ合うための時間を多く持ちたいと語った。中央社などが報じた。
一方、空港ロビーでは、本土派政党の台湾団結聯盟(台聯)が「張志軍は帰れ」と書いた横断幕を掲げて抗議、横断幕を奪おうとした一群との間で流血のもみ合いになった。
張・国台弁主任(左)は張顕耀・陸委会副主任委員(右)に握手で歓迎を受けた(25日=中央社)
今回の張主任の訪台は、王郁琦・陸委会主任委員による今年2月の南京訪問に対する答礼だ。王主委は24日、今回を機に陸委会と国台弁の間で意思疎通の常態化を図ると説明した。一方、今回は政治分野に関する交渉や、共同声明締結などは予定しておらず、馬英九総統と習近平国家主席の中台首脳会談についても台湾側から提案することはないとした。
張主任は26日以降、朱立倫新北市長、胡志強台中市長、陳菊高雄市長の3直轄市長と面会する他、大学や地域コミュニティー、老人ホーム、漁港、中小企業、仏教団体を訪れたり、中国出身の配偶者に会うなど、台湾の幅広い層との接触を予定している。
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