ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年6月26日_記事番号:T00051165
経済部統計処が25日発表した1~4月の鉄鋼製品の生産額は4,051億台湾元(約1兆4,000億円)で前年同期比5.6%減となった。中国国内での供給過剰と台湾での高炉、生産ラインの年次保守が響いた。26日付工商時報が報じた。
台湾の鉄鋼製品生産額は、金融危機が発生した2009年の9,536億元(前年比38%減)を谷底に回復し、11年には公共工事や新築物件の増加により1兆5,146億元と過去最高を更新した。しかし12年以降、中国メーカーの供給過剰により減少が続いている。
中国側の輸入関税が高過ぎることも生産額減少の要因で、台湾による中国・香港への輸出シェアは09年の23.8%から13年は14.1%と9.7ポイント縮小している。そのため、台湾企業の輸出商機獲得に向け、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)物品貿易協定によるゼロ関税適用は重要な目標になっている。
なお、中国・香港から台湾への鉄鋼製品輸入は09年の9.7%から13年には25.2%へと、15.5ポイント拡大した。
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