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全聯が次世代店舗計画、地場農産物コーナー設置へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年6月26日_記事番号:T00051167

全聯が次世代店舗計画、地場農産物コーナー設置へ

 スーパーマーケット、全聯福利中心(Pxマート)の徐重仁総裁は25日、4月末に営業を終了した全買(オーバイイング・マート)の嘉義9店を買い取り、周辺農家の農産物を販売する地元密着型の次世代店舗に改装すると表明した。7月から順次オープンする予定だ。26日付経済日報などが報じた。


徐総裁(左2)。入れたてコーヒーは低価格ながらスターバックス並みの品質だという(25日=中央社)

 徐総裁は、次世代店舗の特徴は▽取扱品目を絞り込み、商品がいつでも新しい▽生鮮食品のトレーサビリティー(生産履歴の追跡)認証取得▽地元の農家との提携による農産物コーナー設置──と説明した。農産物コーナーは、全聯は場所を提供して販売管理費を徴収するだけで、農家自身が農産物を陳列、値段を設定する。この他、焼きたてパンや調理済み食品、入れたてコーヒー(一部店舗)を取り扱い、イートインスペースも設ける。

 既存店では生鮮食品の売上高構成比は2割未満だが、次世代店舗では日配食品を合わせて5割に引き上げ、売上高が既存店より3割以上増えると見込む。

 蔡篤昌総経理は、次世代店舗が軌道に乗れば、他の店舗でも導入すると説明した。同社の台湾全土の店舗は現在704店で、年内に760店まで増やす目標だ。