ニュース 社会 作成日:2014年6月27日_記事番号:T00051185
立法院で26日、本来予定されていたスケジュールが突如変更され、「自由経済モデル区特別条例」草案の審議が行われたことに反発した学生ら約30人が同院広場に進入、警察と衝突する騒ぎとなり、2人の逮捕者を出した。なお自由経済モデル区は中国資本を誘致するために設けられたとの疑念も出る中での強行審議に、抗議学生などからは「(現在訪台中の中国国務院台湾事務弁公室主任)張志軍へのプレゼントか」と非難の声も上がった。27日付蘋果日報が報じた。
学生らは必死に抵抗したものの、警察により全員退去させられた(26日=中央社)
昨年末に行政院で閣議決定された「自由経済モデル区特別条例」草案は、条文ごとの審議を行うことで与野党が一致。しかし今年4月28日に行われた審議では、野党からの強い反発を無視する形で3条の条文を可決。さらに今回、意表を付く形で審議が前倒しされ、学生団体などの強い反発を招く結果となった。
26日の抗議活動に加わったのは台左維新、公投護台湾聯盟、民主黒潮学生聯盟といった団体のメンバーで、同日午前8時45分ごろ、約30人が立法院の壁を乗り越えて敷地内に進入し、同院正面玄関前の広場で座り込みを行った。
これに対し警察は9時30分、約200人を動員して抗議者の排除に着手。その際、立法院内に突入を試みた男2人が逮捕された。
なお今回行われた第4条に関する審議は、正午ごろに終了したが可決には至らず、周辺に残っていた抗議者たちはこれを知って歓声を上げた。
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