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張志軍・国台弁主任、民進党との交流は態度次第


ニュース 政治 作成日:2014年6月27日_記事番号:T00051186

張志軍・国台弁主任、民進党との交流は態度次第

 台湾を訪問している中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任は26日、台湾の学識者と懇談した席上、野党民進党との交流は同党の態度次第だとの認識を示した。27日付中国時報が伝えた。


張主任(右)は今回の訪台について、メディアの報道や書籍からでなく、台湾の市民から生の声を直接聞けたと述べた(26日=中央社)

 張主任は学識者から「民進党が台湾独立を掲げた党綱領を凍結すれば、(中国共産党との)交流に役立つか」と質問されたのに対し、「大陸(中国)は党綱領だけを見ているわけではない。実際に民進党がプラスのエネルギーを持っているかどうかを注視している」と述べた。その上で、現時点の民進党については、「大部分がプラスとは言えない」と指摘し、交流実現には民進党の態度が「プラス」の方向に変わる必要があるとの認識を示唆した。

 民進党は先ごろ、蔡英文主席が張主任との会見を希望し、民進党と中国共産党が交流に踏み出すのか注目が集まっていた。

 一方、蔡主席は同日、張主任の訪台を平常心で見守るよう呼び掛ける一方、政府には「重大な議題の交渉は、国会による監督と民衆の参加という基本原則を守るべきだ」とくぎを刺した。