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「台湾の前途を両岸で決定」、馬総統が拒否


ニュース 政治 作成日:2014年6月27日_記事番号:T00051189

「台湾の前途を両岸で決定」、馬総統が拒否

 馬英九総統は先週、米経済誌フォーブスのインタビューに応じ、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の范麗青報道官が「台湾の前途は両岸(中台)人民によって共同で決定すべきだ」と述べたことについて、「受け入れられない」と反論した。27日付蘋果日報が伝えた。

 馬総統は「国台弁報道官は中国共産党の伝統的な立場で発言したのだろうが、台湾が受け入れられないことを分かっていない」と述べた。

 その上で、馬総統は「中国は人と物を大量に投入して台湾を研究しているが、まだまだ理解が足りないようだ」と指摘した。

 インタビュー内容は、国台弁の張志軍主任の訪台2日目というタイミングで公表された。

張主任、有力首長と会談

 張主任は26日、朱立倫新北市長と会談した他、中国人配偶者との対談、少数民族が住む新北市烏来区などを訪れた。


烏來でタイヤル族の歓迎を受ける張主任(中)(26日=中央社)

 朱市長が会談で「台湾人民の考え方と決定を尊重すべきだ」と述べたのに対し、張主任は「求同存異(共通点を求め、相違点は残すこと)の中で、相違点の和解に向け努力すべきだ」と応じた。

 続く27日、張主任は野党色が強い南部を訪れた。同日午前には陳菊高雄市長と会談。2人は握手を交わした後、非公開の会談に入った。張主任は昨年、天津市で陳市長と夕食を共にしている。