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薄利化進むバイク業界、部品・オイル販売に注力


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年6月27日_記事番号:T00051204

薄利化進むバイク業界、部品・オイル販売に注力

 バイク市場では近年、排ガス規制の厳格化に伴うコスト増を受けた販売価格の上昇により、新車購入意欲が減退し、できるだけ修理して長く使用しようというユーザーが増えている。また同業界では価格競争が激化し、深刻な薄利化が進んでいることから、各メーカーは純正部品やエンジンオイル販売で利益を上げようと定期検査の普及に注力している。27日付工商時報が報じた。

 業界関係者によると、修理費用や部品の利益率はバイク販売を大きく上回るため、定期的な補修点検や消耗品交換が一般化すれば、バイクの販売・修理業者のみならず、純正部品やオイルの販売増につながり、バイクメーカーの業績を支えることになる。

 こうした中、台湾山葉機車工業(ヤマハモーター台湾)は自社ブランドエンジンオイル「YAMALUBE」のイメージキャラクターに人気アイドルグループ「ドリームガールズ」の郭雪芙(パフ・クオ)を起用し、販売強化に努めている。光陽工業(KYMCO)も柯俊斌副総経理自らが出演して検査や消耗品交換の重要性を訴えるCMを作成。純正部品やオイルの売上高3割向上に成功している。