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元大集団総裁夫妻の背任事件、懲役7年4月が確定


ニュース 社会 作成日:2014年7月1日_記事番号:T00051247

元大集団総裁夫妻の背任事件、懲役7年4月が確定

 仕組み債取引の損失の移し替えによって傘下の元大宝来証券(事件当時の名称は元大京華証券)に4億4,000万台湾元(約15億円)の損失を負わせたとして、元大金融控股集団の馬志玲総裁と杜麗荘夫人が証券取引法違反と背任の罪で起訴された事件で、最高法院は30日、両被告に二審判決と同じ懲役7年4月の判決を言い渡し、刑が確定した。


台北市検察局は馬総裁(右)と荘夫人(左)に対し、出境制限の他、司法警察官による監視を行うと語った(30日=中央社)

 事件は元大金控傘下の元大投信が2005年9月に仕組み債取引で含み損を抱えた際、馬総裁夫妻が元大投信に対する持ち株53.8%を元大京華証券に譲渡することで、大株主としての約10億元の損失負担を回避した上、株式の評価額を操作し、元大京華証券に損失を負わせたとされるものだ。

 最高法院はこの他、当時の元大京華証券董事、林明義被告に懲役4年6月、元大京華証券債券部副総経理だった呉麗敏被告に懲役4年の判決を言い渡した。