ニュース 電子 作成日:2014年7月1日_記事番号:T00051265
発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)は30日、株式交換方式により同業大手の璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)を買収・合併し、100%子会社とすると発表した。双方は9月1日の株主総会で同案を決議、12月30日を合併基準日とする計画だ。璨円光電買収後、エピスターの保有するMOCVD(有機金属気相成長法)装置は約500台、従業員数は6,700人に増加、うち研究開発(R&D)要員は1,900人以上に拡大することになる。1日付聯合報などが報じた。
璨円光電に対しては昨年、中国の三安光電(三安オプトエレクトロニクス)が出資し、現在19.77%の株式を保有する最大株主となっており、璨円光電とエピスターの合併後、三安光電はエピスター株を保有することになる。しかし、持ち株比率は3%以下にとどまる見通しだ。
なお、璨円光電の簡奉任董事長はエピスターとの合併について、「当社の2位株主、三井物産の鈴木次郎氏の引き合わせにより実現した」と語っている。
エピスターは自社株1株に対し、璨円光電株3.448株の比率で交換を行うと表明しているが、これについて証券アナリストは「エピスターは1株21.6台湾元(約73.4円)で璨円光電の株を取得するに等しく、高過ぎる感はある」と指摘。ただ、長期的に見ると、生産能力を大幅に拡大し、業界で有利な地位を占められるなどメリットは大きいと分析した。
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