ニュース 政治 作成日:2014年7月3日_記事番号:T00051301
野党民進党で台湾独立を掲げる党綱領の凍結論をめぐり党内対立が起きる中、パナマを訪問中の馬英九総統は2日(台湾時間)、「中華民国は一貫して主権が独立した国家であり、改めて強調する必要はない」と述べ、台湾独立論をけん制した。3日付聯合報が伝えた。
馬総統(前)はパナマ時間1日、フアン・バレラ大統領の就任式に出席した(2日=中央社)
馬総統は「両岸(中台)間で台湾が強硬な意思表示を行う必要があるとしても、台湾独立でもって強硬さを伝える必要は必ずしもない。両岸関係には役立たないからだ」と強調した。
馬総統はまた、就任後6年で中台関係が大幅に改善したことに触れ、「最も重要な原因は国民党が台湾独立を決して推進しなかったことだ」と述べ、民進党との違いをアピールした。
馬総統の発言について、民進党の蔡英文主席は「我々の問題は自分たちで処理する。彼(馬総統)に心労はかけない」と述べた上で、「党綱領のいかなる修正にも党内での共通認識が必要で、長い時間を要する」と指摘した。
民進党では7月20日の全国代表大会に40人余りの代表が党綱領の凍結案を提出することにしている。
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