ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年7月3日_記事番号:T00051312
アルミ缶大手の大華金属工業(グレート・チャイナ・メタル)は2日の董事会で、桃園県楊梅鎮の富岡工場に、ビスフェノールAや可塑剤などの有害物質を含まない環境配慮型アルミ缶の生産ライン設置を決議した。投資額は12億台湾元(約41億円)で台湾での投資としては過去10年で最大規模。早ければ来年下半期にも稼働を予定する。3日付工商時報が報じた。
新ラインの年産能力は5億缶で、口径52.55ミリメートル(mm)の250ミリリットル(ml)缶と200ml缶の2種類を生産する。生産ライン導入に当たっては日本の製缶最大手、東洋製罐とライセンス契約を結んだ。従来のアルミ缶と比べて飲食物の風味の保存に優れているのが特徴だ。
姜静宜董事長は、顧客から同製品を求める声があり、価格も既存のアルミ缶より少し高いだけで、受注は確保できると自信を見せた。既存顧客への供給に加え、新規顧客も開拓する計画だ。
大華金属は統一企業(ユニ・プレジデント)、維他露(ビタロン・フーズ)、黒松、味王といった食品・飲料関連大手を顧客に抱える。中国でも製缶工場を3基有し、主にコカ・コーラグループや青島ビールなどに供給している。
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