ニュース 電子 作成日:2014年7月3日_記事番号:T00051323
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の28ナノメートル製造プロセスの生産能力不足が続く中、クアルコムや聯発科技(メディアテック)といった携帯電話チップサプライヤーは、聯華電子(UMC)やグローバルファウンドリーズ(GF)の他、中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)への委託規模を拡大しているようだ。3日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、中国で独占禁止法違反の疑いで調査を受けたクアルコムは、同国政府との関係改善を望み、ハイエンドプロセスの生産ライン設置を進めるSMICに昨年からサポートチームを派遣して28ナノプロセスの良品率向上などに貢献。SMICは既にクアルコム向けの試験生産を始めている。
一方、メディアテックも今年に入り、デュアルコアおよびクアッドコアの携帯電話用チップの生産をSMICの28ナノプロセスで生産することを決定。既に試験生産に成功したとされる。クアルコムがSMICの28ナノプロセスの大半を押さえている現在、両社の関係は小規模なものにとどまっているが、今後、メディアテックがロー〜ミドルエンドスマートフォン市場でシェアを拡大すれば、SMICへの委託量は拡大するとみられる。
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